私の部屋に、金髪の変なひとが来た。

「姫様…アークと言います…。今回挨拶に来ました理由は、結婚式の披露宴で………「ストップ」姫様?」

「披露宴て、どゆこと?」

意味わかんない。披露宴?

「決まっているじゃありませんか。ボクと、姫様の披露宴ですよ」

「決まってないわよ。却下。私は聞いてないわそんなの」

「魔王様からお聞きになられてないのですか…?」

アークは、信じられない、とでも言うように、大袈裟に驚いた。

「クソじじ…おほんっお父様に?どういうことかしら…?」

おっと、危ない危ない。口が滑るところだったわ。

「この結婚は魔王様がお決めになられたことなのですよ」



「はぁあ!?!?」




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