あれから時は経ち、今は放課後。

「あの…、はい、これ。昨日はごめん」

渡辺巳姫は、そう言って私たちにメアドを渡してきた。

「突然の事で、少し驚いちゃって。ごめんね、大丈夫だった?」

さっきから、彼女は無表情ながらも嘉穂に謝り続けている。
まぁ、もう救いは無いんだけど、ね?
それに、どうでもいいから私はもう行きたいのよね…