保健室の中には、人気保険医の原田ミナ先生。 なにやら出掛ける準備万端だ。 『ミナ先生ー。 ドライヤー貸して下さーい。』 「あら、びしょびしょじゃない!! ちょっと待ってね!!」 奥からバスタオルとドライヤーを持ってきてくれた。 「私、これから出張で、出掛けなきゃ行けないの!! タオルはそこのカゴで、ドライヤーは机の上に置いといて!! それじゃ、あとは君、よろしくね!!!」 「はーい。」 白井が呑気な返事をすると同時に保健室の扉が閉められた。