『…福原いないんですもん。』 全く。 ちゃんと居ろって。 「え? じゃ、何してきたの??」 『茶髪ピアスと金髪鼻ピと茶髪短髪嫌な奴と戦ってきました。』 まぁ、正しくは茶髪短髪嫌な奴としか戦ってないけど。 「えぇ?! 何もされてない??!」 『はい。 ムカついたからダッシュしてきました。』 「やっぱ、俺も一緒に行けば良かったね…」 凌チャンさんは心配性だ。 あたし、そんなに弱くないのに。 自分の身くらい自分で守れる。