あたしはもういわれるがままだった…


「なぁに、つったってんの?迷子になっちゃうよ。」


確かに、この家は迷路のような家で、あたしなんかが一人であるいていたら確実に迷子になるだろうというくらい、広くてわかりづらかった。


「そういえばさ、夕花ちゃんて義則の先輩なんだよね?」


「そうですけど…?」

「ホントにそれだけの関係?」

…ん?それはどういった意味で?

「これ、じゃないの?」

坂木さんは小指を立てて言った


「んなわけないじゃないですか!!」


「なぁんだ、つまんないの…」


つまんないとはどーゆう意味だ…

あーもう!この人の思考回路全っ然わかんない!