「「……」」

沈黙が流れた。


「どしたの?」

ヨッシーは黙ったままだった。

平然といってはいるが、正直心臓バックバクだ。物理的にヨッシーにも聞こえていたと思う。ヨッシーもバックバクだったから……


抱く手がさらにきつくなった。けれどあったかい……


と思う前になぜか懐かしいと感じた。なぜだかはあたしもわからなかった。


「ヨッシー…いたいよ。」


「え?…あ!ごめんなさい!!」


きつく抱かれた手からようやくあたしは解放された。