そして表紙をはぐった1ページ目の始めに、『今日の担当』と書き始め、小学生の女児等がやるような交換日記のページを作り始めた。
このアホ久藤巧にも、交換日記についてこのくらいの知識くらいは備わっていたようだ。
まぁ、少々幼稚すぎるような気もするが、そこは“憎めない可愛さ”と受け止めておこう。そうしないと久藤巧はただの気持ちの悪い変態にしかならないからな。
そうして書いた日記の1ページ目が、この章のはじめの文章だ。あれを読んで久藤巧のことを気持ち悪いと思ってしまったのは、私だけではないはずだ。