実際にそれは、交換日記という表現より、観察日記に等しいようだが、このアホ久藤巧は交換日記的な要素のものを一人二役でやりはじめたのだ。
簡単に説明すると、交換日記に自分(久藤巧)によるあの少女への日記(メッセージ)を書き連ねて、そしてその返事(本来あの少女が書くべき日記)をも自分で勝手に妄想して書くという、まったく気持ちの悪い交換日記だ。
というか、もはや交換されていないのだから、交換日記とも呼べそうにないが、久藤巧はあの傘と同じ色のノートを取り出すと、表紙に小汚ない字で『交換日記』とでかでかと書いていた。
簡単に説明すると、交換日記に自分(久藤巧)によるあの少女への日記(メッセージ)を書き連ねて、そしてその返事(本来あの少女が書くべき日記)をも自分で勝手に妄想して書くという、まったく気持ちの悪い交換日記だ。
というか、もはや交換されていないのだから、交換日記とも呼べそうにないが、久藤巧はあの傘と同じ色のノートを取り出すと、表紙に小汚ない字で『交換日記』とでかでかと書いていた。
