交換日記

「あっちぃっ!!」
久藤巧は強烈な熱さに、整った顔を歪ませる。
その点、相澤瑞希はその熱い筈の緑茶を簡単に持ち上げ、ズズッと音をたてながら啜っている。そんな行動とは裏腹に、久藤巧に声を放つ。
「だっていれたてだもん!」
コイツの神経はイカれてんのかと思いつつ、久藤巧は緑茶を飲むべく、再度湯呑みを持ち上げようとした。
「熱すぎるだろ!!」
湯呑みを持ち上げることすらできない久藤巧を見ながら、相澤瑞希は飄々と緑茶を飲み干した。
マジでコイツ、どうゆう神経してんだ?