交換日記

言うのを忘れていたが、相澤瑞希の父は大翔総合病院の院長で母はそこで勤める看護婦だ。この境遇、羨ましすぎる。
相澤瑞希は久藤巧をリビングまで案内すると、「適当に座ってて」と言って、二階へとつづく階段をそそくさと上がっていった。
リビングに残された久藤巧は、着ていたジャンパーを脱ぎ、適当にソファに座った。…とても絵になる。