素のまさを知っているのは
限られた人だけだもん。



まさの特別でいたいもん。





…まさが大好きだもん。






そう思うとやけにまさに会いたくなった。
愛しくてたまらないまさに。





「まさ…」



あたしは屋上を後にして、
教室まで駆け足で向かった。






「ま、まさっ」




トイレからすでに戻ってきていたまさは
優しい笑みで迎えてくれる。





「息切らしてどうした?」
「う、ううんっ…」




首を少し傾け、
心配するまさが…好き。