「野々山くんが...
最後に言った言葉を...
伝えに来ました。」
先生が胸ポケットから何か紙を取り出す。
「玲羅に伝えてくれって,メモをやらされたんです。」
そう言ってうっすら笑う先生。
私はそれを読んだ...
“お前がこれを読んでるってことは,俺はもう死んでるんだな。
いいか??玲羅。
俺が死んだのはお前のせいじゃない。
本当に,俺は玲羅の事が大好きだから,その事だけは忘れないで欲しい。
彼氏は....
そうだな。原田先輩以外はOK♪
あの日,俺はずっと原田先輩にやきもち妬いてただけだから。
俺が死んだからってお前も死ぬんじゃねーぞ!!
幸せになれよ!
ありがとう。”
私の目には,涙が溢れていた。
ありがとう遊星。
貴方を愛しています。
例え私が彼氏をつくっても,これからずっと....
-…‥“ジュンアイ”をありがとう。

