携帯の画面に、雫が落ちる。

これは僕の涙?

それとも雨?

どんどん水滴で覆われていく。

きゅっきゅっと指でぬぐっても

無駄なくらい激しい雨になってきた。

きっと、画面の水滴は

君の、そして君の彼氏の・・。

そして僕の涙が

雨の雫と入り混じってるんだろうな。


手元に一冊の小説
ぎゅっとにぎりしめる

見上げると

江の島の灯台が

雨に霞んでる

また来ちゃったよ

ひとりぼっちの江の島に。





君に、君の彼氏、いや、婚約者に教わったこと

僕は一生




死んでも忘れないよ…。