「お前等付き合ってんの?」 「付き合ってねぇよ。な?」 「う…うん」 顔を赤くするリマとは反対にヘラヘラと笑っているチアキ。 多分、リマはチアキに好意を持ってるだろうな。 同じ顔なのにここまで違う俺とチアキ。 俺もチアキみたいな性格の奴に生まれたかった。 「そこの双子、」 「何だよ、マトイ」 クラスメートのマトイは何かのチラシを持って俺たちの所まで駆け寄ってきた。 「ねえねえ、帰りに一緒にココに行かない?」 マトイは指を差しながらチラシを俺たちに見せる。 それを覗く俺たち。