ベッドの上で胡座をかいているチアキを横目に、自分の髪をくしゃくしゃにする。 「人を愛せない、か…」 「何か言った?」 「何でもないよ」 確かにチアキの言う通りかもしれない。 俺はどこか捻くれていて、素直に「好き」と言えない。 それに、どうしても「人」という人間を受け付けない。 セックスもそうだけれど、いくら抱いて身体が受け付けたとしても後で吐き気に襲われる。 つまりは身体も受け付けていないという事。 こういうのを人間不信って言うのかな。