目の前でわんわんと泣きじゃくる母さん。 はぁ、どうしよ。 本当に三十八歳なのか疑問に思ってしまう。 「母さんごめんね。これからは気をつけるから」 「本当…?」 「うん。取り敢えず顔拭いて」 涙で化粧が大変なことに。アレだ、パンダみたい。 「ヒロちゃん大好き」 「うん、ありがと」 半ば棒読みで答えている間チアキが羨ましそうにこちらを見ていた。 「なんか疎外感」 「代わってやるよ」 チアキの肩を軽く叩いた後に俺はリビングを出た。