チアキは納得のいかない顔をしているけれど、どうやら俺たちの話し声が先生に聞こえていたらしく先生に睨まれていた。 「チアキは絶対リマに気があると思ったのになー」 それでも尚、話し続けるチアキ。勿論さっきよりも小声で。 「俺は好きな人なんかいないよ」 「何十人と女がいるのに?」 「寝るのは一回きりだから」 チアキはシャーペンを右手でクルクルと回しながら「うーん」と唸った。 チアキ、リマ、ごめん…。 まだ、この気持ちに蓋をさせてくれ。