「押し込んでいるつもりはないんだけど…」 「本当の自分をわざと苦しめている感じがする」 「自殺行為じゃん」 「そうよ。チヒロ君はそれをしているの」 更に訳の分からない事を言うマトイに、遂に俺は大袈裟に首を傾げてしまった。 「チヒロ君、頼めば誰でも抱くって本当?」 何故マトイまで知っているのだろうかという疑問よりも、マトイの今にも泣きそうな表情に驚いた。