〜翼目線〜

くっそっっ…まさかこんな事になるとは…
気を付けていたが…俺は杏を守れなかった。
兄貴として、総長として最悪だな、俺って…

やっぱり、杏には話しておくべきだったんだ。

俺達が族に入っていて、総長と副総長をやってるんだって事を。

でも、今更後悔しても遅いけどな…

杏を無事に助けだして、落ち着いたら全部杏に話そう。

俺はそう思いながら、とりあえず『華龍会』の溜り場に向かった。