あたしの風をあなたに…

「そうじゃなくてさ、澪はこの状況をどうしたいんだよ?」

「どうって・・・」

「学校に戻りたくないのか?それとも親の言うこと聞くのか?」

オレの質問に彼女は俯く

「・・・」

「答えろよ。じゃないとオレらは何もできねーんだよ」

すると彼女は小さな声で呟いた

「…わかんない」

「はあ?」

「学校戻りたいけどさ、でも両親に逆らえない」

彼女のこの答えを聞いてオレは意外に感じた

彼女は両親の言うことは絶対らしい・・・

あんなにズバズバ言うくせに自分のことは言えねーなんて

「バカじゃねーの?」

「なっっ!!」

彼女がこっち向いた瞬間オレは彼女の両頬に手をおいた

「オレの知ってる桜倉澪は自分の意志はしっかり持っているヤツだぞ。
悩んでいてもそれなりの理由を話す。
とにかく最善策をすぐ出すヤツなんだ
でも今のお前は…桜倉じゃない」