あたしの風をあなたに…

「・・・ってあれ?澪?」

その女の人は後ろを向いていたが直感的にそう思った

恐る恐るその女の肩を叩くと案の定澪だった

「やっぱり澪だ」

「コータ、何でここに?」

「芝崎にチケットもらってさ…」
「そう…」

彼女は驚いていてそしてバツの悪そうな顔をしていた

「話…できる時間、ある?」

オレが恐る恐る聞くと彼女は小さくうなづいた

「少しだけなら…場所変えてもいい?」

いいよ。
と答えると彼女はついてきてと言うように歩き始めた


着いたのはホールの裏側で
出演者、スタッフがそれぞれのやるべきことをやっていた

その中をどんどん歩く彼女とオレ。
案内されたのは彼女の楽屋だった

「ごめんね。こんな所に連れてきちゃって」

「いや、別にいいけどさ・・・そうだ!まず報告させてくれ!」

「何?」

「オーディション受かったよ!3rdで受かった」

ありがとうなと言いながら彼女の手を握った。
すると彼女はおめでとうと言いながら握り返してくれた。