優しい君に

だけどまぁ…

次の時間の休み時間には私も彼女の対処には慣れた。


正直、今までは大人しいお嬢様な友達しかいなかったから、鈴木さんみたいな子は新鮮。



それに見てる限り、鈴木さんはすでに男女関係なく大半の人とは仲良くなってる。



なのに私のそばにいて笑って話しかけてくれるのは…



「美紅ちゃん!これね、昨日ママが買ってくれた腕時計なの!可愛いでしょっ」


「うん、可愛い。よく似合ってるっ」


なんで、なんだろう。


私なんかと話してて楽しいのかな。



でも…
多分きっと、これが彼女の優しさなのかもしれない。