優しい君に

だけど、言ってから私は激しく後悔した。


大ちゃんは、子犬から悪魔の顔に変身した。




「なら、問題ないじゃん。俺もみぃも、一緒にいたいんだし!」




しまった…

また私は大ちゃんの瞳に負けた…




「なぁ、いいだろ?」




「………やだ。」




「……………、」




「……………。」




「……みぃさ~」



「……………」



「あんま大学進学とか重要じゃないっしょ?」



「……………」



「もっと違う理由あるっしょ?」






「…………ないよ。」



「嘘だ、目泳いでるし。」



「…………」