成人しちゃっていいんですか

舞彩は夏海とあたしと仲良くて、いつも突っ走ってしまう。

いい人なんだけど…あたしは苦笑いだった。

「じゃあマヤあたし愛理沙か宏太を探しに行って来る!なんかあったら携帯に電話して」

「うんっ」

「じい~」

「えっなに!?」

一哉は変な言葉と一緒にあたしにどんどん詰め寄る。
あたしの方はまた床を探す為にしゃがみ込んだばかりだった。



「由華?」

「あ!はい!!」



「あっ」


ドタンだかなんだか鈍い音がした。

あたしはとっさに目を閉じちゃったから、なにが起こったのかわからない。



「夏海ちゃん…っ」


「ご苦労…あっ! ごめんね?呼び捨てしちゃった!! つ-か一哉?」


(えっ?叱られてる?)