「響ちゃん!課題終わったの?」


ヒカルの次は響か!


衝撃の正体はまたもやバスケ部の1年、安藤響。


俺と並ぶと目線が少し下がるくらいの身長。175くらいか。

少し明るい茶髪は、適度に盛られかっこよく整えられている。

目鼻立ちがはっきりしていて、一見チャラいヤンキーなのかと思ったが、昨日一日話しただけで、ただのアホだということが判明した。



今日も入学前に出された課題をやらずに提出していなかった分をやれと担任からお達しがあったらしい。

清架に入れたくらいだから頭は良いんだろうが、やる気というものをどこかに落として来たような男だ。



「終わった終わった!全部写した!!」


「響ちゃん悪い子ー。」



なんでもいいけど…

「俺の上で会話してんな!降りろ!」



重いっつうの!