こっちに向き直った日向先輩の本気で嫌そうな顔に、思わず笑いそうになった。


「…超うぜぇ。」


俺らにしか聞こえないくらいのボリュームで呟く日向先輩。

心から疲れてますね。



「…大変ですね。」

「まじ、もう帰りたい…」


「俺も同感です。せめて着替えたいですよね。」


いつまで猫でいれば良いんだろうか?
もういち早く着替えて帰りたい。


「わかってくれる奴がいて嬉しいよ…」