「…ご主人様と、ペット?」


「こら吸血鬼。いつ俺がお前のペットになった。」


「…何でも良いですけど、後ろがつっかえてるので、席に案内してもよろしいでしょうか?」


「あ、お願いします。」



廊下には長蛇の列。

おそらく、日向先輩ファンと、メイドの響きに惹かれた人たち。



「「執事さーん、ちょっと来てくださーい!」」



他のテーブルからのお呼びだし。



「…申し訳ありませんお嬢様。もうしばらくお待ちいただけませんか?」


「「はぁーい!!」」




大人気執事様だ。