「翔、うちのお姉さまが期待してるってさ。しっかり猫ちゃんやんなきゃね?」


「いや、そうは言われましても流石に猫はちょっと…」


「お前が猫やらないって言ったら、日向、悲しむだろーなー。きっと見に来てくれると思うんだけどなー」


「……喜んでやらせていただきますよコノヤロウ。」




日向先輩を出されたらもう断れないじゃないっすか。

ひどいよ聖夜くん。




「お前、ホントに惚れてんだな。あんな男勝りに。」


「…だってかっこいいじゃん。おもしろいし、優しいし、明る…」


「もうやめてくれ、姉の良いところ言われてもなんとも言えないのが弟というものだ。」



心なしか耳が赤いのだが。

お前が照れてどうする弟くんよ。