「バカじゃないの、お前。コレの中身、ペットボトルなんだぞ」 「はっ!?」 昴くんの言葉を聞いて、驚いたように私を見る巧くんに私は少し不思議に思いながらも笑顔で返した。 「だって車で行く距離でもないし…これなら運べるし」 あはは、と笑って言う私を見て、2人は顔を見合せて困ったように笑っていた。