「…あ、部屋片付けないと」 はっと気付いて慌てて自分の部屋に戻って荷物を片付ける。 時刻はお昼時。 …そういえばずいぶん遅くに出勤するんだな。 ていうかやくざさんには土日は関係ないのかな。 彼が帰ってくるまでに済ませなければいけないことを頭で考えつつ、荷物を片付ける。 先ほど別れたばかりのユキさんの顔がちらついて、頭を振った。 …なんで、浮かんでくるんだろ。