…ユキさんがいない間に荷物を整理しないと。

ほとんどそのままの形で持ってこれたけど、クローゼットにしまうものは溢れているし。


でも、今日中に片付けられない量ではない。

ていうか片付けないとまたうるさいんだろうな…




「…何ぼさっとしてんの」

「あだっ」

「はっ、色気ねぇ声」


ぼーっとしていると、ユキさんが呆れた顔をしながら私のおでこにデコピンしてきた。

そして見事にクリーンヒット。


…手加減て言葉を知らないのかこの人は。