「急に黙ったと思ったら何むくれてるわけ?」


いきなりユキさんが覗きこんできて、心臓が飛び出そうなほど驚いた。

ど、どアップ。てか近すぎ!


…驚いたなんてことを、この男にばれたらまたからかわれるのが予想出来たので、冷静を装ってさりげなく離れることにした。




「…別に…じゃあ、失礼しま「アヤ」

「……はい」

「何戻ろうとしてんの?着替えんの手伝え」

「…、それって家政婦の仕事デスカ?」

「仕事ですよ」


ため息をつきそうになったのをぐっとこらえて、再びユキさんの近くに寄った。