「意外と起きるもんなんだな」 「っな、…も、何し「お目覚めのキスってやつ?」 「…っ! ふ、ふざけないでくださいっ!せっかくぐっすり眠ってたのに、」 「だって腹減ったし、何か作って」 …一応昨日から彼女になったはずなんだけれど、扱いは家政婦のときと全く変わらない。 いや、ユキさんが元々俺様なのが原因か。 上から目線にいちいち突っ込んでいても仕方ないので、はぁ、とため息をひとつこぼして起きあがろうと、した。