夢なら、こんなに幸せな夢なら、どうか覚めないで。 「…なーに考えてんの? 綾芽チャン」 「っあ、…や、ユキさ、 んっ!」 ぺろり、と頬を流れていた涙をユキさんの舌が舐め取る。 私の涙をしょっぱい、と言いながら舐めったあと、ユキさんは妖しく笑って私を見てきた。