「……。 いいから片付けろ。書類の右上の番号毎にそろえて」 図星だったのかユキさんは一瞬黙った後、オレ様口調でそう言って、床に散らばっていた書類をいくつか拾って私に渡してきた。 …これは大変な仕事になりそうだ。 まぁ、1人でやらされてないだけマシな方だろう。ユキさんも散らかった書類をテキパキと片付けている。 口を動かしている場合じゃないな。 そう思って、私は手に持っていた書類の番号を合わせ始めた。