あ、そういえば家事が全然終わってない。

まだ昼前だからいいけれど、帰ったら急いでやらないといけないだろうな。

洗濯機も動かしたままだったのに。久しぶりに洗濯機で乾燥させるんじゃなくて外に干すつもりだったのにな。


出されたお茶に口をつけ、ふぅ、と息を吐いたと同時に勢いよく扉が開いた。




「…ノックくらいしたらどうだ、ユキ」