【完】キスミーアゲイン



「ユキに万が一会ったときのため、ね。ユキは今日のこと知らないからさ」

「…そうなんです、か」

「ユキは会わせたがらないだろうしね、綾芽ちゃんのこと」


意味深にそう言われた言葉に首をかしげていると、車は地下の駐車場に到着した。