「兄貴おはよ、今日バイク借りていい?」 「は?」 「遅刻すんだって、やべっ。トースト作っておいて!」 「お前なぁ。高校生活初日からそんなんでいいと思ってんの?」 「聞こえねーって、何?」 「んでもねーよ。走っていけ。」 「はぁ!?」 そう言って俺の高校生活の初めての朝が始まった。