「陸、行ってもうたなぁ」 「凛・・・」 「あの人、幸せやったんかな?」 煙突から 漂う白い煙。 陸がまだ 居るような気がする。 「幸せやったと思うで。」 「ほんま?」 「凛にたくさん愛されてたんやもん。」 「・・・そっか。」 「凛はさ、」 「ん?」 「陸君の事、愛してたやろ?」 不思議そうな顔をする 杏の隣で 私は少し笑って 青く澄んだ空を見上げた。 「愛してたし、」 「今でも、愛してる。」 そして、これからもずっと。 END.