魔法のことば

 面接が進んでいく。

 お母さんはまさおの顔を思い出し、笑顔でしっかりと答えていく。

 過去の面接時にはない手応えはある。

 以前の自分は暗い表情であまりやる気のない受け答えをしていたっけ。

 でも期待は禁物。

 遅刻してお情けで面接してもらってるだけだし。

 人事部長の隣で温かく見守る人物にしても、

 あれは、あれ。
 これは、これ。

 それが厳しいビジネス社会の掟だろう。