「すみません。いきなり今日話したばかりの人にこんな事…気持ち悪いですよねっすみません。」 (う〜ん。たしかに…彼は間違いなく草食系男子だ。) 「…あのぉ」 彼は不安そうにこちらを見る。 「お願いします。」 (害なさそうだし。それに…) 「えっ!?いいんですか!?」 彼の顔はパアッと明るさを取り戻す。 彼はまだ気付いていない。 彼女が生粋の肉食系女子である事を。