女王様はメイド様?!①【完】

次の日は目の腫れもひいて
ふつうのあたしに戻っていた。


ただあたしはショックを受けすぎてこのときから
男の子が苦手になった…


だからその日から輝くんとも話さなくなったし、


挨拶もしなくなった。


自然と男の子と話すことも
女の子と話すことも少なくなった。



そしたらあたしはいつのまにか口数が少なくなった。

笑わなくなった…


恋なんかもうしたくない……






ちがう、あれは恋なんかじゃなかった。


あれはすべてあたしが作り出した幻想だったのだと


あたしはいつしか思うようになった。