「!!!!!!!」


やつはリップ音をたてあたしの唇に軽く口付けをした



「あんたさっきからなにしてんのよ」


「名前呼べっていったよな?」



「なんであんたの名前よばなきゃいけないの?あんたじゃだめなわけ?」



我ながら酷いなぁなんて(笑)



反抗的になったあたしに今度は…



ふっ



「んなっ!!!!」



あたしの耳に息を吹きかけてきた。


しかもそれがくすぐったくて…
エロ……い……



じゃない!






「呼べよ由凛…」




うっ

耳元で囁かないで!




「なぁななっ!」


名前を呼ぼうとしないあたしの耳を噛んだ。


もうやめて!!!!!!


ギ、ギブっ!



「やめて。しょ、翔っ」


にやり



うわ…この笑い方なんかたくらんでる……?


「素直に呼べばいいのにね。これから名前で呼ばないとさっきみたいな事するからね?」


「………。」


これからは絶対に気をつけよう。


なにがあっても名前で呼ぼう。








「あのさ、由凛…エロい……」


は?


何が?



んんんんんっ!!!!!!!


最悪……