オレが顔を出してからも気づかず、


話を続けるあいつ。



やっぱりこれは夢じゃない。


おもいっきりあいつが喋っている。


しばらくしてようやく俺の存在に気づいたらしい。


朝みたような驚きを隠せないって感じの顔をした。


驚きを隠せないのはオレも同じなんですけど。



や、まずもっと早くオレに気づけよ。


なんか…



コイツおもしれぇ。


だってこんな綺麗な顔して学校ではクールで

オレの王子スマイルが通用しないくせに


それっぽいマンガ喫茶にいて


熱~くまんがについて語っていた。


腹チラとか…



クッククククククッ



グフッ



あぁ~笑いこらえきれねーわ。