目は翔とにた切れ長で、
メガネの下で輝く漆黒の瞳。
翔に負けないくらい整った顔立ち。
そんな男の子がクラスに居たことに気づかない
あたしって…
「や、ほんとありがとう」
「大したことじゃないよ」
「あの…さ…」
非常に聞きづらいんだけど…
名前知らないんだ…
そんなあたしの心中を察してか、
「あ、瀬川勇希(せがわゆうき)」
丁寧に教えてくれた。
「あ、ごめん。あたしは「岡本由凛、でしょ?」
「あ、うん。何で知ってんの?」
「知らないほうがおかしいと思う。」
「そっか」
そりゃ、7月になるのにクラスメイトの名前知らないほうがおかしいよね。
「あのさ、ケーバン交換しない?」
「いいよ」
なにも気にせずポケットにしまってある
携帯を取り出した。
赤外線通信。
「断られると思った」
ははっと少し照れながら言う瀬川君。
「だって断る理由なんかないし」
「そっか…なんか岡本って変わってんな」
「え?変わってる?どこが?」
「うーん…なんとなく?」
「なにそれ?」
初めて話すのになぜか普通に打ち解けていて、
会話が弾む。
メガネの下で輝く漆黒の瞳。
翔に負けないくらい整った顔立ち。
そんな男の子がクラスに居たことに気づかない
あたしって…
「や、ほんとありがとう」
「大したことじゃないよ」
「あの…さ…」
非常に聞きづらいんだけど…
名前知らないんだ…
そんなあたしの心中を察してか、
「あ、瀬川勇希(せがわゆうき)」
丁寧に教えてくれた。
「あ、ごめん。あたしは「岡本由凛、でしょ?」
「あ、うん。何で知ってんの?」
「知らないほうがおかしいと思う。」
「そっか」
そりゃ、7月になるのにクラスメイトの名前知らないほうがおかしいよね。
「あのさ、ケーバン交換しない?」
「いいよ」
なにも気にせずポケットにしまってある
携帯を取り出した。
赤外線通信。
「断られると思った」
ははっと少し照れながら言う瀬川君。
「だって断る理由なんかないし」
「そっか…なんか岡本って変わってんな」
「え?変わってる?どこが?」
「うーん…なんとなく?」
「なにそれ?」
初めて話すのになぜか普通に打ち解けていて、
会話が弾む。


