ま、漫画や小説の名前はどんなことがあっても
忘れたりしないんだけど…
そんな疑問を抱きながら理科の授業が終わった。
やっぱり教えてもらったのにお礼の一つ言わないのは
いくらなんでも非常識。
だからすぐに向かった。
一番前の席の男の子のとこへ。
「あの………」
「あ、岡本さん」
参考書を読んでいた目線を上げ、あたしと
向き合う。
「さっきはありがとう」
「いや、別にそんなお礼を言ってもらうほど
のことじゃないよ」
そういった男の子はちょっと可愛く思えた。
いかにも頭よさそうな男の子。
ちょっとかかわりにくい…なんて思ってしまいそうだけど、
ニッと微笑んだ男の子は、
とても人懐っこく見えた。
銀縁メガネ。
身長は180くらい。
立ち上がった男の子を見てちょっと驚いた。
華奢な割りに高い身長。
翔よりも5センチくらい高い。
忘れたりしないんだけど…
そんな疑問を抱きながら理科の授業が終わった。
やっぱり教えてもらったのにお礼の一つ言わないのは
いくらなんでも非常識。
だからすぐに向かった。
一番前の席の男の子のとこへ。
「あの………」
「あ、岡本さん」
参考書を読んでいた目線を上げ、あたしと
向き合う。
「さっきはありがとう」
「いや、別にそんなお礼を言ってもらうほど
のことじゃないよ」
そういった男の子はちょっと可愛く思えた。
いかにも頭よさそうな男の子。
ちょっとかかわりにくい…なんて思ってしまいそうだけど、
ニッと微笑んだ男の子は、
とても人懐っこく見えた。
銀縁メガネ。
身長は180くらい。
立ち上がった男の子を見てちょっと驚いた。
華奢な割りに高い身長。
翔よりも5センチくらい高い。


