女王様はメイド様?!①【完】

好きだけど好きだっていえない。
好きっていったらどうなっちゃうんだろう?


好きっていいたい。
でも今の関係を壊したくない…
翔のそばに…隣にいたい…


そんな複雑な思いを抱えながら入った喫茶店。


2人用の席に案内された。


そこから見える外の景色は
すっかり日が落ちて夕方から夜になり始めようとしているところだった。


注文したコーヒーは、


ミルクを入れてもほろ苦い味がした。



翔はコーヒーのブラック。



高校生の癖にブラックって大人すぎる。


苦くないのかな?


ま、あたしもコーヒーって可愛げがないんだけど。


店内は冷房が効いてすこし肌寒かった。


だからホットのコーヒーで体の中からじわーっと
温まり、ちょうどいい体温になった。


特に会話が無いまま喫茶店を出た。



時間が時間だし、そろそろ家に帰ることにして
二人で来たときのように同じ道を通った。