女王様はメイド様?!①【完】

そう思いながらこないだ買ったあれを着ることにした。



あれってのは紫色の薄い夏素材で
胸元がちょっとひらひらしてて大人っぽくいので
一目惚れしたやつのこと。


唯と遊びに行ったときに可愛くて
迷わず購入してしまったやつ。


それにショーパンはいて去年買ったミュールで
翔のもとに急いで行った。


「ごめん。遅くなった」


「や…別に…」


なんか翔が変。


言葉が途切れ途切れだし…

じっとあたしを見てるし…


「なに?」


「お前…足だしすぎじゃね?」


そうかな?



普通にいつもこれくらい出してると思うけど…


別にそんなに気になんない。


「そう?おなかすいたから早く行こ。」


そう言って立ち止まってる翔を置いて歩き出した。


それからすぐに翔は追いついてきていつものように
さりげなくあたしの手を握った。


翔って手をつなぐの好きなのかな?


なんかいっつもつないでくるし。


特に会話があるわけでもなく
すぐに目的の繁華街についた。



土曜日だったから
赤ちゃんからおばあちゃんまでいてすごい人の数。


人口密度濃くないですか?


歩けば人、人、人。


高校生のバカップルが自転車で二人乗りして
キャーキャー言ってる。


恥ずかしいって思わないのかな?


小学生くらいの男の子がおかあさんにゲーム買って
っておねだりしたり、


3人くらいの中年太りしたおばちゃんたちが
立ち止まって世間話したり、


いろんな人がいっぱいいた。