女王様はメイド様?!①【完】

ふたりとも着替え終わってから
黙ってじっとテレビを見ていた。


だっておいしそうなんだもん。



お昼の番組ってだけあって三ツ星レストラン特集。

都内のオススメのレストランの紹介みたいなやつ。

朝ごはんも食べてないからおなかぺこぺこ。


「「あのさ、」」


ハモったし。


「どうぞ。」


「なんだよ。」


お互い譲り合って話が進まない。

だからあたしから先に言うことに決めた。

「「食べに」」

「いかない?」

「行こうぜ。」



またまたハモったよ。


最後の方は言い方が違ったけど、


どうやら翔もおなかぺこぺこらしい。

初めて通じ合った(?)

あたしたちはどこか食べに行くことにした。


とりあえず制服なのは嫌だったから帰って
着替えるためにあたしの家に行った。


家に行く道中に何度も空を見上げた。

昨日のことが嘘のように
雲ひとつない青空で日向ぼっこ日和。


だからあたしは空に騙されてるんじゃないのかって
何度も空をみた。


実際騙されてたならどうリアクションとっていいか
わからないけど…(笑)





やっぱ天気いいと気分もいいね~


日向ぼっこしたくなってきた。



「ちょっと待ってて。」


考えているうちに
あっという間に家に着いたから
ひとこと言って翔を家の前で待たせた。