女王様はメイド様?!①【完】

「寝ぼけてない。ほら、翔も早く行かないと!」


そういって翔の手をぐいぐい引っ張った。


でも翔は動こうとする気配はまったく見せず、
それどこらか「はぁ。」と短いため息をついた。


すこし寝癖のついた黒髪を
構い、呆れながら、


「今日、土曜日なんだけど。」


って。



「えっ?」



そういえばそうだった。


昨日が金曜日だったから今日は土曜日だ。

一気に金曜日から月曜日飛ぶなんてことはありえない。


「はやくいってよ」



なんだそっか。と思いながら
またソファに腰掛けた。


「それにその格好で外にでないほうが
いいとおもうけど。」



うん。たしかにそうだ。



下着をきていないスウェットで外をウロウロできるはずがない。


あたし変質者になるとこだった。


あぁ出なくてよかった。


それから昨日は濡れてて着れなかった制服や下着は
乾かしていたおかげで乾いていた。

洗濯機で洗ったってのもあって

洗剤のいい匂いがした。


たぶん…翔の匂い。


翔の匂いってなんか落ち着くんだよね。



ってなに言ってるんだ自分。


軽くノリツッコミしながら着替えた。